消毒をする目的は虫と病気からバラを守ることですよね。春になって虫が動き出す時が最初のタイミングかもしれません。そうすると二十四節気の啓蟄(けいちつ)がこの虫の動き出す時期と言われています。毎年だいたい3月5日から3月20日頃がそれにあたります。
また、新芽が芽吹いてきて少し伸びてきたタイミングに合わせても良いかもしれません。
家は今年(2022年)、消毒のタイミングが少し遅くなってしまいましたが、庭のパトロールをしてみたところ特に虫や病気は見られなかったので、まだ大丈夫なようです。
ちょっと安心~。
本当は先週(4月2日)に消毒をする予定をしていたのですが、タイミングが悪く雨が降ってしまったのでできませんでした。ですので本日(4月9日)今年1回目の消毒です。
オデュッセイアの今の状況はこんな感じで、小さなつぼみが付き始めています。これが虫や病気にやられないようにするための予防です。今ならまだ間に合いますね。葉っぱがきれいです。
バラの消毒は同じ薬剤を繰り返し使うと虫などが抵抗力を持ってしまうので、違う薬剤をローテーションで使います。家で使用している薬剤を紹介しますが、下の写真のものを利用しています。
薬剤ってよくわからないね。
一番左の大きなものは展着剤(アビオン-E)です。展着剤は薬剤と違って予防効果はありませんが次の2つの効果があります。
① 葉の表面に薬剤を付きやすくする。
② 薬剤を水の中でに均一に分散させる。
②の効果、水の中で薬剤を分散させる効果があるので、水で薄める際に展着剤は一般的に最初に入れてかき混ぜて分散性を良くしておき、その後に薬剤を入れていきます。ただし展着剤の種類によっては最初に入れないものもあるようなので、それぞれの取扱説明書を確認してください。
その他は2つずつ組み合わせていますが、殺虫剤と殺菌剤で組み合わせて使います。私も薬剤には詳しくないので、『まつおえんげい』さんのローテーション薬剤セットを購入して使っています。薬剤は商品が違っても薬品の系統が同じだと、ローテーションの効果が出ないので、よくわからないという方はセットで買ってしまうのがおすすめです。
これらの薬剤は水で薄めて使うのですが、計量するのがめんどくさいんですよね。私も今まではスポイトを利用していましたが、ちまちまやるのがとても面倒でした。そこでこんなものがあることを最近知りました。
メートルグラスというのですが、1mL単位のメモリが付いているので割と簡単に計量することができます。今日初めて使ってみましたが、これはとても便利です。薬剤を3種類量らないといけないので、スポイトだと3つ必要なのですがメートルグラスであればこれに直に薬剤を入れて量れるので1つで済みます。
私はこのメートルグラスを2種類購入しました。消毒用の20mL量れるものとメネデール用の100mLです。メネデールも小さいキャップで何度も量るのはとても面倒くさいんですよね。途中で何杯入れたか分からなくなりますしね。
薬剤散布の周期については、私の場合は2週間に1回の割合で行っています。ですので、次の散布タイミングは4月23日です。
以下備忘録として。
1回目 4月9日 GFオルトラン/トップジンM
2回目 4月23日 ベニカR/サルバトーレME
3回目 5月7日 モスピラン/STサプロール
4回目 5月21日 GFオルトラン/トップジンM
5回目 6月4日 ベニカR/サルバトーレME
6回目 6月18日 モスピラン/STサプロール
繰り返し。
【バラの消毒】時期と希釈倍率 備忘録ちなみにハンドスプレータイプは割高だよ!
まつおえんげいさんで虫・病気の予防について解説していますので、下の動画もご参考に。
その他、私が消毒をするときに利用しているものを紹介します。
この計量カップは水をきっちり量るために購入したのですが、水で展着剤と薬剤を撹拌するのに利用しています。展着剤や薬剤を直接噴霧器へ入れてしまうと噴霧器の内側にこびりついてしまうため、事前に撹拌したものを噴霧器に入れるようにしています。
家ではバラの苗が5本あるので1Lの噴霧器で4回くらい作って噴霧しています。消毒をするときはバラだけではなく草花もついでにかけるので、結構な量になってしまいます。これをハンドスプレーでやるには大変です。シュコシュコスプレーしてると手が疲れてしまって、消毒するのがイヤになってしまいます。
じゃぁね~ ばいばい~。