日本ケアサプライ(2393)2026年3月期 第3四半期決算まとめ|増収増益で通期予想も上方修正!

日本ケアサプライ 決算ブログ

開示日:2026年1月30日

介護保険サービスの需要拡大を追い風に、日本ケアサプライ(証券コード:2393)が好調な第3四半期決算を発表しました。売上高・利益ともに前年を大きく上回り、通期業績予想も上方修正するなど、先行きにも力強さが感じられます。


この会社、何をしているの?

日本ケアサプライは、福祉用具のレンタル・販売を中心に行う会社です。

「福祉用具(ふくしようぐ)」とは、介護が必要な方が日常生活を送りやすくするための道具のことです。例えば、電動ベッド・車いす・歩行補助器(歩行器)・入浴補助用品などが代表的な商品です。

同社はこうした福祉用具を、介護が必要な方(利用者)の自宅に届けてレンタルするサービスを提供しています。利用者が費用の1〜3割だけ負担すれば使えるため(介護保険でカバーされるため)、多くの方が利用しています。

日本では高齢化がどんどん進んでいるため、福祉用具のレンタル需要も年々増えており、日本ケアサプライはその波に乗って成長を続けています。東証スタンダード市場に上場し、介護サービス業界の中でも存在感のある企業です。


第3四半期の業績サマリー

対象期間:2025年4月1日〜2025年12月31日(9か月累計)

項目 今期3Q累計 前期3Q累計 前年比
売上高 259億4,100万円 238億4,700万円 +8.8%
営業利益(本業で稼いだ利益) 23億9,700万円 18億4,500万円 +29.9%
経常利益(会社全体の利益) 24億2,900万円 18億7,600万円 +29.5%
四半期純利益(最終利益) 16億2,000万円 12億4,700万円 +29.9%
1株当たり純利益 104.29円 80.27円

日本ケアサプライ(2393)2026年3月期 第3四半期 業績比較 (前期3Q累計 vs 今期3Q累計・単位:億円)

前期(2025年3月期) 今期(2026年3月期)

売上高

238億

259億 +8.8%

営業利益

18.5億

24.0億 +29.9%

経常利益

18.8億

24.3億 +29.5%

四半期純利益

12.5億

16.2億 +29.9%

通期予想(35,000百万円)に対する3Q累計進捗率

売上進捗74.1% / 営業利益76.1%


注目ポイント3選

① 利益の伸びが売上を大幅に上回る「増収増益」

売上高が8.8%増えたのに対し、営業利益・純利益はともに約30%もの増益を達成しました。

売上が増えた分だけでなく、利益率(売上のうち利益が占める割合)も大きく改善しています。3Q累計の営業利益率は9.2%で、前期同期の7.7%から約1.5ポイントも上昇しました。

これは、レンタル事業で効率よく収益を上げられるようになってきたことを示しています。

② 財務の健全性も高い水準を維持

財政状態の指標として重要な自己資本比率(じこしほんひりつ)(会社全体の財産のうち、返済不要な自分のお金の割合)は66.2%でした。

一般的に40〜50%以上あれば財務は安定していると言われており、66%超えは優秀な水準です。借金に頼らず、自分のお金でしっかり経営されているのがわかります。

③ 通期業績予想を上方修正!期末配当も増配予定

好調な業績を受けて、会社は2026年3月期の通期業績予想を上方修正しました(2026年1月30日発表)。

項目 修正前予想 修正後予想 増減
売上高 345億円 350億円 +5億円(+1.4%)
営業利益 26億5,000万円 31億5,000万円 +5億円(+18.9%)
経常利益 26億5,000万円 32億円 +5億5,000万円(+20.8%)
純利益 19億円 22億円 +3億円(+15.8%)

修正後の予想は、前期(2025年3月期)実績と比べると営業利益で約28%増という強い成長シナリオです。

配当については、1株あたり72円(期末一括払い)を予定しています(前期実績70円から2円増配)。


通期進捗率

3Qが終わった時点で、通期予想に対してどのくらい達成しているかを確認します。

項目 3Q累計実績 通期予想 進捗率
売上高 259億円 350億円 74.1%
営業利益 23億9,700万円 31億5,000万円 76.1%
純利益 16億2,000万円 22億円 73.6%

3Qが終わった時点で75%前後の達成率は「順調」とみられるケースが多く、今期は全指標でそのラインに乗っています。特に営業利益は76%超えと優秀です。


今後の見通し

会社は修正理由として「福祉用具サービス事業が堅調に推移しているため、売上高は修正前の予想を上回る見通し」と説明しています。

日本の高齢化はまだ続くため、福祉用具の需要は中長期的にも底堅いと考えられています。一方、レンタル資産の調達時期が年度後半にズレ込んだ影響で利益の一部は先送りになっているとも述べており、4Q(1〜3月)の動向が最終的な着地に影響する点は引き続き注目です。


まとめ

日本ケアサプライは、2026年3月期第3四半期において売上高・利益ともに大幅な増加を達成しました。高齢化社会の追い風を受け、福祉用具レンタル事業が安定的に拡大しており、通期の上方修正と増配予定にも自信がうかがえます。


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本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を行うものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

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