芍薬は美しい女性を形容するたとえとして用いられるくらいきれいな花を咲かせてくれます。そのきれいな花を咲かせたいと思って購入したのに咲かせられなかったときはとても悲しくなりますよね。
私も昨年芍薬の球根を購入して育て始めましたが、昨年は花を咲かせることができませんでした。
2年目の今年は待望の花を咲かせることができましたが、その理由は特に分かっていなかったので、その育て方のポイントを知りたいと思っていました。
そのため、来年以降も花を咲かせて楽しみたいので、花が咲かない原因をまとめておきます。
芍薬は肥料を好む植物です。そのため肥料が不足すると花が咲きにくくなります。そのタイミングは年に3回あって次の時期に行います。
- 2月~3月 芽出し肥料
- 5月~6月 花後のお礼肥え
- 9月下旬~10月 生育期の肥料
ちなみに私はこのシーズン芽出し肥料を忘れています。ですが、時々住友化学園芸の液肥やハイポネックスの微粉ハイポネックスを与えていました。
球根植物は水切れに強いと言われますが、頻繁に水切れをさせてしまうと株にダメージを与えてしまうので、翌年の花芽の形成に影響を与えてしまう可能性があります。
鉢植えの場合は表面が乾いたタイミングでたっぷりと水を与えます。
昨年の夏は青々とした葉っぱを維持できていたので、水やりについては問題なかったと思います。
花付きをよくするためには日当たりのいい場所で管理すると良いです。一方で日当たりの悪い場所では花付きが悪くなります。
ただし、夏季の西日が当たる場所での管理は葉焼けの原因となり、秋の生育に影響を与えてしまうので、建物の東面など西日が避けられる場所での管理が必要です。
うちの場合、冬場はどうしても日当たりが悪いのですが3月中頃から日当たりが良くなるのでギリセーフという感じでしょうか。それと夏場は建物の東面に置いていたので、半日陰で管理していました。
植え替え・植え付けの適期は9月~10月です。この時期に植え付けると、秋は根張りの時期になるので翌春の花芽のための準備期間です。この生育時期を逃してしまうと翌年は花をつけない可能性が高くなります。
また、植え替えの頻度は鉢植えでは2~3年に一度行います。地植えの場合は特に必要ありません。
これについても昨年は、植え替えをしていないため問題なかったです。
芍薬は何年も株分けをしないと株が老化して花をつけなくなってしまいます。その対策として株分けを行うことで、株の若返りを図ることができます。
つぼみを付けたのに花を咲かせない原因は病害虫などが考えられます。
私はこのくらいの時期 ↓ から消毒を行っていました。このタイミングで消毒を行っていたのは、バラ栽培の経験からです。花のつぼみや新芽などは害虫にとっては特に美味しい食事のようで、よく虫食いで残念な状態になったつぼみを見ていたため危険予知がはたらきました。
また、芍薬は灰色かび病があるようです。この病気に効果のある消毒は少量でよければ住友化学園芸のベニカXファインスプレーです。
ある程度の量を使う場合は、こちらも住友化学園芸のトップジンMです。私はバラの消毒も行うのでこちらを利用しています。
花が咲かない原因の項目をまとめると次のようになります。
- 肥料不足
- 夏場の乾燥
- 日光不足
- 植え替え・植え付け時期
- 株分け
- 病害虫
昨年を振り返ってみると花を咲かせられなかった原因は『植え付け時期』かもしれません。1シーズン目に球根を購入した時期は1月です。この時期に球根を植え付けても、既に秋の生育時期を逃しているため花芽を付ける準備ができていなかったのだと思います。
そして今年花を咲かせることができたのは、偶然なのかもしれません。上の項目をすべて満たしてはいませんでしたが、うまく花が咲いてくれたのは運が良かったと思います。
そろそろ花の時期は終わってしまいますが、上の項目を満たせるように頑張っていかないといけないですね。来年はもっと花を咲かせたいので!
じゃぁね~ ばいばい~。