アジサイ万華鏡 剪定から2週間:生育の様子と挿し木の経過報告

今年も梅雨が明けが迫り、本格的な夏の日差しが続くようになってきました。そんな中、我が家のアジサイ万華鏡も、剪定から2週間が経過しました。今回は、その様子を写真とともに記録し、今後の管理の参考にしていきたいと思います。

剪定から2週間後の「万華鏡」

剪定直後は、葉の密度が減ってスッキリとした印象だった「万華鏡」ですが、2週間も経つと新芽が徐々に動き始め、株全体が再び活気を取り戻しつつあります。全体的には順調な回復を見せているのですが、いくつか気になる点も出てきました。

剪定後2週間のアジサイ万華鏡

葉の傷みと病斑

まず気になったのが、葉に見られる茶色い斑点や変色です。特に古い葉や日光が強く当たる位置の葉に、茶色く乾いたような斑点が多く見られます。これはおそらく、以下のような可能性が考えられます。

・強い直射日光による葉焼け

 剪定後に葉の量が減ったことで、株元まで直射日光が届きやすくなり、葉焼けが発生しやすい状況になったと考えられます。

・高温多湿によるカビ系の病気(例:葉斑病)

 特に下葉に見られる斑点は、葉斑病の初期症状にも似ています。風通しの確保と、枯れた葉のこまめな除去が対策として有効です。

・水の飛沫による病原菌の拡散

 夕方や夜間に水やりをすると、水滴が葉に残り、病原菌が繁殖しやすくなるため、早朝の水やりを徹底する必要があります。

今後は、風通しと乾燥を意識した環境づくりを心がけ、葉の状態をこまめに観察していきたいと思います。傷んだ葉については、株全体の健康状態に大きな影響がない限りは無理に取り除かず、自然に枯れるのを待つのが一般的とされています。ただし、病斑が広がるような場合や明らかに病気と判断できる場合には、周囲への感染を防ぐために部分的な除去を検討し、必要であれば殺菌剤(ベンレートやダコニールなど)の使用も視野に入れます。

葉焼けか、病気かもしくは害虫か様子見

新芽の様子

新芽は順調に伸びてきており、小さな葉がしっかり展開してきています。中にはもう次の節ができ始めている芽もあり、来年の花芽形成に向けて良いスタートを切ってくれているようです。

新芽の展開始め

この時期の芽の生長はとても大切で、ここから約1か月半〜2か月の間に、来年咲く花芽の分化が始まります。そのため、今の時期の栄養管理と環境づくりが、翌年の開花に大きく関わってくるのです。

今後の追肥には、リン酸成分が多めの肥料を使い、花芽の充実を後押ししていきたいと考えています。

挿し木の経過

また、今回の剪定にあわせて行った「挿し木」も、今のところとても順調です。

挿し木から2週間経過

挿し木用の若い枝を超カルスNCRで再生した土に挿し、水を切らさないよう管理してきました。2週間が経ち、いくつかの挿し木には新芽が見え始め、根の活着が順調に進んでいる兆しが見えています。葉の色も健康的で、葉焼けや病斑もほとんど見られません。

新芽が動き出してきました

今後は、以下の点に注意して挿し木を育てていく予定です。

・直射日光を避け、明るい日陰で管理

 特に根が未発達なうちは乾燥や温度変化に弱いため、半日陰の安定した場所に置くことが重要です。

・水切れを防ぐ

 根がまだ弱いため、土の表面が乾く前にこまめに水を与えるようにしています。

・蒸れを防ぐために風通しも確保

 高温期は鉢のまわりに風を通して、蒸れによるカビ発生を抑えます。

このまま順調に育ってくれれば、秋には植え替えが可能になり、来年以降の開花を目指して育てる楽しみが増えそうです。

今後の管理のポイント

アジサイ「万華鏡」は、花の美しさだけでなく、葉の色合いも繊細で魅力的な品種です。それだけに、少しの環境変化や手入れ不足でも、葉の状態にすぐ表れてしまいます。以下の点を改めて意識して管理していきたいと思います。

風通しの確保(混み合った枝は間引く)

・水やりは早朝に、葉に水がかからないように

・定期的な葉の観察と病気の早期対処

・花芽形成に向けたお礼肥の実施(剪定後すぐに)

まとめ

剪定から2週間が経過したアジサイ「万華鏡」。全体的には順調な回復を見せており、新芽の展開や挿し木の活着も見られ、今後が楽しみな時期となっています。一方で、葉の傷みも見られたため、これからの夏場はとくに丁寧な管理が求められます。

剪定直後
剪定後2週間

こうして比較してみると葉の色が明らかに悪くなっていることが分かりますね。

今回の記録が、同じように「万華鏡」やアジサイを育てている方々の参考になれば幸いです。今後も成長の様子を記録し、また報告していきたいと思います。

ミケ
ミケ

じゃぁね~ バイバイ~♪

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