【決算解説】あいHD(3076)2026年6月期 第1四半期決算を分かりやすく解説!

あいHD 決算短信

2025年11月14日に、あいホールディングス(以下、あいHD)が「2026年6月期 第1四半期決算」を発表しました。

あいHDは、防犯カメラ、ビジネスホン、カッティングマシン、計測機器、建物の設計など、さまざまな事業を行う企業グループです。新しい子会社の加入もあり、グループ全体の規模はここ数年で大きく広がっています。

今回の決算は、売上面では大きく伸び、営業利益も順調な伸びを見せました。一方、最終利益(純利益)は前年から減少しています。数字だけ見ると「え、利益が減ったの?」と驚きますが、これは前年が“特別な理由で利益が跳ね上がった”ため。今年はむしろ、本来の実力に戻っただけと言えます。

この記事では、決算短信の内容をできるだけわかりやすく、そして中学生でも理解できるように噛み砕いて解説します。

今回の決算のポイント(ざっくり3行まとめ)

・売上は大幅増(前年の約2倍)で絶好調!

・営業利益・経常利益も順調に増加!

・純利益は前年の特別利益が消えたため見かけ上の減少。実力は堅調。

では、ひとつずつ見ていきましょう。

売上・利益の状況

まずは全体の数字から。

・売上高:2,027億円(80.6%増)

・営業利益:20.3億円(14.7%増)

・経常利益:22.7億円(90.2%増)

・当期純利益:41億円(58.1%減)

売上と営業利益は順調に増えています。

しかし純利益は減っています。

ここが少し分かりにくいところですが、最終利益が減ったのは“前年が特別だったから”です。前年は企業買収の際に「負ののれん益」と呼ばれる臨時収入が発生し、一時的に利益が大きく跳ね上がっていました。

今年はその特別利益がなくなったので、数字だけ見ると“利益が半分以下になったように見える”だけで、実際の事業の儲け方はむしろ成長しています。

※あいHDは前年、

 岩崎通信機(ビジネスホンの大手)という会社を買収しています。

 その時、

 その会社の持ち物の価値よりも安く買えた

 = 会社として“得をした”

 → この“得した分”が 負ののれん益 として計上されました。

 その金額は 142億円以上

 これが前年の純利益を大きく押し上げていました。

事業別の結果(セグメント別)

あいHDは複数の事業を展開しているので、事業ごとの成績を確認することも大切です。

● セキュリティ機器:堅調

防犯カメラはマンション向け・法人向けとも好調。

・売上:39.6億円(9.8%増)

・利益:16.9億円(14.3%増)

安定感のある“稼ぎ頭”です。

● カード機器・事務用機器:不調

病院が設備投資を控えた影響で販売が落ち込みました。

・売上:5.6億円(20.9%減)

・利益:0.7億円(64.1%減)

● 情報機器(カッティングマシン):不調

プロ向けは堅調ですが、個人向けのホビー市場が欧米で冷え込み。

・売上:30.3億円(11.7%減)

・損失:▲3.8億円(赤字)

● 計測機器:大きく成長

新しくグループ入りした子会社が売上を支えました。

・売上:11.4億円(175.5%増)

● 情報通信(ビジネスホン等):急成長

こちらもM&Aでグループ入りした2社の貢献で売上拡大。

・売上:69.5億円

・利益:1.65億円

● 設計事業:好調

建物の構造設計を中心に受注が伸びています。

・売上:14.7億円(15.7%増)

・利益:1.05億円(7.9%増)

財務状況も超健全!

決算書からは、あいHDの財務の強さもよく分かります。

・自己資本比率:80.0%(超高水準)

・現金・預金:34億円増加

・負債は減少(特に買掛金などが減った)

日本企業の平均自己資本比率は40%前後なので、80%はかなり堅実。

“借金に頼らず経営できる優良体質”が続いています。

配当は増配予定

2026年6月期の配当は以下の予定となっています。

・期末:55円

・年間合計:110円(前期100円 → 増配)

事業が安定しているからこそできる増配です。

通期(1年)の見通し

会社は通期の予想を据え置いています。

・売上高:900億円

・純利益:103億円

 (前年に大きな特別利益があったため、今期は“実力ベース”の落ち着いた数字)

あいHDは積極的に企業買収を行いながら事業を広げてきましたが、財務はしっかりと守り、利益も堅調に積み上げるスタイルです。

まとめ:非常に堅実で安定した決算

今回の決算は、

・売上と営業利益は順調に伸びる

・新しい子会社がしっかり売上を生みはじめている

・財務体質は超健全

・配当も増配予定

と、全体的に「安定した良い決算」でした。

数字上の純利益は減っていますが、これは前年が特異点だっただけ。事業の実力自体はむしろ伸びています。
堅実に手堅く成長している企業と言えるでしょう。

ミケ
ミケ

じゃぁね~ バイバイ~♪

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