住宅ローンの繰り上げ返済と資産運用はどちらがお得か

私が借りている住宅ローンの金利は10年目までと11年目以降で金利の割合が異なっていて次のようになっています。

金 利支払金額
 10年目まで  0.86%  99,808 
 11年目以降  1.56%  103,317 

返済元金が22,000,000円、返済金額の合計が24,617,387円です。ということで、この差額2,617,387円が金利となるわけですが、現在、前半の10年まで支払いが終わっていて、単純に金利1.56%分を計算すると1,591,449円が11年目以降の金利となります。

一応借り換えを検討はしてみたのですが、モゲチェックからの回答は借り換えメリットは無いとの回答でした。その際に借り換えの目安を教えてくれたのですが、残金1,000万円以上、金利差1.0%以上、残存期間10年以上とのことでした。私の場合金利差が1.0%以上なかったため借り換えメリットが無かったようです。

ミケ
ミケ

借り換えメリットあると思ったのに~。

今後支払うローンと、現在保有している株式の年間配当を次の表にまとめて見ました。尚、ローン残高と株式取得額はほぼ同額です。これをもとに繰り上げ返済をするメリットが有るかを考えてみます。

 期 間 ローン残高元金均等割り金利分配当金受取額
11年目12,591,44911,000,0001,591,449430,610
12年目11,332,3049,900,0001,432,304861,210
13年目 10,073,1608,800,0001,273,1601,291,829
14年目8,814,0157,700,0001,114,0151,722,439
15年目 7,554,8706,600,000 954,8702,153,049
16年目 6,295,7255,500,000 795,7252,583,659
17年目5,036,5804,400,000 636,5803,014,268
18年目3,777,4353,300,000 477,4353,444,878
19年目2,518,2902,200,000 318,2903,875,488
20年目1,259,1451,100,000 159,1454,306,098

減配がないことを前提としていますが、この表を見ていくと3年目で金利分残(1,273,160円)と配当金受取額 (1,291,829円) がほぼ同じとなっています。また、これは配当金は受け取りだけで、配当再投資を考慮していません。配当金をインデックス投資に回していけばさらにそのメリットは大きくなります。

ミケ
ミケ

住宅ローン控除もあるし、繰り上げ返済するメリットは少ないね。

また、今の時点でローンを一括返済し返済額分を1.05%のインデックス投資に回したとすると次のようになります。比較として現在保有している株の配当金をインデックスに再投資した場合も示します。

 返済額分   配当金再投資
11年目1,239,804430,610
12年目2,541,598882,750
13年目3,908,4821,357,497
14年目5,343,7101,855,982
15年目6,850,7002,379,391
16年目8,433,0392,928,970
17年目10,094,4953,506,028
18年目11,839,0234,111,940
19年目13,670,7794,748,146
20年目15,594,1215,416,163

配当金再投資に関しては株の保有額11,000,000円があるため、合計すると16,416,163円ですから、約100万円ほど差が出ています。100万円は大きいですね。但し減配と株の評価額が下がらないことを前提にしていますが、株価に関しては上がるか下がるかはその時の経済状況次第ですから、まぁ運次第です。

ミケ
ミケ

やっぱり投資のほうがいいみたい。

結論

個人的に結論としては、現状のまま株を保有して配当金をインデックス投資に回していくことが、繰り上げ返済をするよりもお得と考えています。株の含み損100万円までであれば繰り上げする場合とトントンで、手元に資金も残るため、何かあっても安心・安全な気がします。ということで、繰り上げ返済はしないことで決まりです。

尚、これらの計算はザックリの計算で細かいところは合いませんが、大まかなところをつかむ為のものですので悪しからず。

ミケ
ミケ

投資判断は自己責任で!

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