この記事のポイント
- 万華鏡(アジサイ)の葉が黄色・茶色に変色する主な8つの原因を網羅
- 原因別のチェックリストと具体的な対処手順を掲載
- 万華鏡の生育環境データをもとにした実体験レポート
はじめに|突然の変色…万華鏡の葉が黄変
母の日にお迎えしたアジサイ 万華鏡。花後の剪定を終え、屋外管理に切り替えたところ、葉の一部が黄色く変色してしまいました。初めて育てる方ならドキッとしますよね。



本記事では、私が実際に経験した万華鏡のトラブルを例に、葉が黄変・褐変する原因と対処法を分かりやすくまとめました。ぜひ参考にしてください。
・症状:葉全体が淡い黄色に。
・チェック方法:新旧両方の葉が薄い黄緑色〜黄色になっているかを確認。
・対処法:窒素(N)を含む緩効性化成肥料を追肥し、7〜10日後に色の改善を観察。
POINT:肥料は与えすぎても根を傷めるので、 規定量を守る ことが大切です。
おすすめアイテム:マグァンプK小粒 こちらに関しては追肥としても使えます。
・症状:葉脈だけが緑で、葉肉が黄色くなる(クロロシス)。
・チェック方法:簡易土壌pH試験紙で計測し、pH 7.0 以上なら要改善。
・対処法:
1.酸度未調整ピートモスや鹿沼土を1~2割ブレンドして酸性寄りに調整。
2.微量要素(特に鉄)を補給。
※微量要素とは次のものをいいます。
硫黄、鉄、マンガン、ホウ素、亜鉛、モリブデン、銅、塩素
おすすめアイテム:微量要素8
・症状:葉の一部が黄斑・褐斑になり、斑点が広がる。
・チェック方法:葉裏や茎にアブラムシ・ハダニがいないか確認。病斑の拡大パターンも観察。
・対処法:広範囲に広がる前に殺虫殺菌剤で防除。発生しやすい梅雨どきは予防散布が安心。
・症状:
日照不足:株内側の葉が薄黄〜落葉
葉焼け:葉縁から茶色に焦げる
・対処法:
日照不足→剪定で風通しを確保+午前中だけ日が当たる場所へ移動
葉焼け→遮光率30〜40%の寒冷紗で日差しを和らげる
・給水過多(根腐れ):葉が黄変+グッタリ⇒鉢を抜いて黒変根を剪除・植え替え
・給水不足:葉からしおれる・先端がカリカリ⇒朝にたっぷり水やり(鉢底から流れるまで)
TIP:万華鏡は乾燥に弱い品種なので、夏の高温期はマルチングで蒸散を抑えましょう。
・症状:屋内→屋外など急な環境変化後、数日で黄変。
・対処法:
1.半日陰→明るい日陰→午前半日陰→フル屋外と1〜2週間かけて段階的に移動。
2.温度差が大きい日は夜だけ室内に取り込むなど調整。
・症状:水やり後、すぐに乾く/根が回って鉢底から突出
・対処法:ひと回り大きな鉢に植え替え。元肥は控えめに。
今回の万華鏡の場合、屋内から屋外へ急に移したことで順化が不十分だったこと、さらに梅雨前の強い日差しによって調子を落としたことが主因と考えられました。
実際に行った改善ステップ
1.半日陰に移動し、西日を避ける。
2.夕方の葉面散布で水分補給&チリ埃を洗浄
3.微量要素入り活力液を希釈散布
その結果、新芽が展開し順調に生育しています。

万華鏡は日差しや環境変化に敏感ですが、適切に対処すれば元気を取り戻します。葉が黄色くなっても慌てず、原因を切り分けて一つずつ対策してみてくださいね。
それでは、楽しいガーデニングライフを (*´▽`*)

じゃあね~ ばいばい~。

