皆さんは「全米株式にまるごと投資できるファンド」があることをご存知ですか?
今回は、そんな夢のような投資信託「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」(通称:SBI・V・全米株式)をご紹介します。
長期資産形成の強力な味方として、個人投資家に高い人気を誇るこのファンド。その魅力を分かりやすく解説します。
愛称SBI・V・全米株式は、その名の通り、アメリカの上場企業全体に投資できる投資信託です。
具体的には「CRSP USトータル・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)」という米国株価指数に連動することを目指して運用されています。これは、米国市場に上場している大型株から小型株までほぼすべてをカバーする指標です。
つまりこのファンドを1本持つだけで、アップルやマイクロソフト、アマゾンなどの巨大企業から、地元に根ざした中小企業まで、アメリカ経済全体の成長を取り込むことができるのです。
セクター | 主な企業例 |
---|---|
テクノロジー | Apple、Microsoft、NVIDIA |
通信・サービス | Amazon、Meta、Google |
ヘルスケア | Johnson & Johnson、Pfizer |
金融 | JPMorgan Chase、Visa |
エネルギー | ExxonMobil、Chevron |
小売・消費 | Walmart、Coca-Cola |
このファンドは「ファミリーファンド方式」という仕組みで運用されており、実質的には「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」という米国上場のETF(上場投資信託)に投資しています。
VTIは、米国の個人投資家から絶大な支持を集めるインデックスETFで、運用会社は世界最大級の資産運用会社であるバンガード社。コストの安さと高い透明性で知られています。

投資信託を選ぶうえで、運用コストは非常に重要なポイントです。
このファンドの信託報酬は実質年0.0938%程度と非常に低コスト。
購入時手数料も0円、信託財産留保額もなし。
「手数料を極力抑えて、着実に資産を増やしたい」という人にはぴったりです。
ちなみに、総経費率(2023年7月12日~2024年7月11日):0.10%でした。
(参考)eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の総経費率:0.10%
このファンドは分配金を原則出さず、その分を再投資に回す方針です。
2022年〜2024年の3年間、すべて分配金ゼロを維持しており、収益を着実に再投資しています。
これにより「複利の効果」が最大化され、長期的な資産形成に有利になります。配当をこまめに受け取るよりも、資産の成長そのものを重視したい人に適しています。
もちろん、どんな投資信託にもリスクはあります。主なものは以下の通りです:
・株価変動リスク:米国株式市場の下落により元本割れする可能性があります。
・為替リスク:このファンドは為替ヘッジを行っていないため、円高になると基準価額が下がる可能性があります。
・連動乖離リスク:ETF価格と実際の指数とのずれが影響する場合もあります。
しかしこれらは、長期で積立することである程度ならしていくことができます。
このファンドは、新NISAの「つみたて投資枠」および「成長投資枠」のどちらでも対象となっています。
コストの安さと投資先の分散性の高さから、長期積立の王道商品とも言える存在です。
特にこれから投資を始める方、NISAを活用して少額からコツコツ始めたい方におすすめです。
過去の年次収益率を見てみると、以下のような成績を残しています(税引前・再投資ベース):
・2021年:+13.8%
・2022年: -7.7%
・2023年:+34.4%
・2024年:+39.1%
もちろん将来を保証するものではありませんが、米国市場の強さを物語っています。
「SBI−SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」は、
・米国経済全体の成長を取り込みたい
・シンプルで手間のかからない資産形成をしたい
・長期で積立していきたい
という方にとって、非常に魅力的な選択肢です。
投資信託選びに迷ったら、まずはこのファンドを検討してみてはいかがでしょうか?
「投資初心者の最初の1本」として、また「堅実な長期運用の軸」として、多くの人に支持される理由がここにあります。
これは私の好みです。全米全体に投資できる投資信託はSBIの「SBI−SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」もしくは楽天の「楽天・全米株式インデックス・ファンド」です。
無難に行くならオルカン:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)ですかね。
SBI証券をメインに使用している私は、試行錯誤をしたのちこれにたどり着きました。

じゃぁね~ バイバイ~♪