
こんにちは、ミケです。
今回は、2021年9月にアジサイ「万華鏡」が季節外れに咲いたときの記録です。初夏の花とは違う色で咲き、開花の時期だけでなく、花色の変化も気になる出来事でした。
当時の記事では、根の食害や気温の低下が原因ではないかと考えていました。今回、花芽の仕組みを確認し、観察したことと推測を分けて内容を見直しました。
いつもの花の季節が終わったと思っていた万華鏡に、9月になって花が咲きました。前年には見られなかったため、少し驚きました。

6月の花は紫がかったブルーでしたが、9月の花はピンク色でした。同じ株でも、咲く時期によって違った表情を見せてくれます。購入したときの色を再現するのは、なかなか難しいですね。

アジサイの青色の発色には、土から吸収されるアルミニウムが関わっています。ただし、花色はそれだけで決まるわけではなく、花の細胞内の状態や、発色を助ける成分なども関係します。今回の写真だけから、土の酸度が変わったとまでは判断できません。
参考:日本植物生理学会「アジサイの花(ガク)の色の変化について」
当時の記録では、8月後半に雨や天気の悪い日が続き、気温も低めだったと感じていました。開花した枝をたどると、花後の剪定をしていない枝でした。
また、この株は前年の夏にコガネムシの幼虫による根の食害を受けています。鉢を大きくせず、土を新しくして同じ鉢に戻していました。

根の状態や水分・養分の吸収が、株の生育に影響した可能性はあります。しかし、根を食べられたから初夏に咲けず、秋に咲いたという因果関係までは確認できていません。
気温の変化が関係したのか、花芽の発達が遅れていたのかも、当時の写真や記録だけでは判断が難しいところです。今回の開花は、原因を断定せず「9月に季節外れの花が見られた」という観察記録として残します。

元の記事には、今年伸びた枝は翌年には咲かず、そのさらに翌年に咲くという説明がありました。この説明は修正が必要です。
一般的なアジサイは、その年に伸びて充実した枝に秋ごろ花芽をつくり、冬を越したあと、翌年に開花します。花後に伸びた脇芽も、十分に育って花芽をつければ、翌年に咲く可能性があります。
愛知県農業総合試験場の研究では、花芽分化に適した温度域を5℃以上18℃未満として調査しています。ただし、必要な時間や花芽分化の時期には品種差があります。「18℃以下になればすぐに花芽ができ、そのまま花が咲く」という意味ではありません。この研究は万華鏡を対象にしたものではなく、今回の9月の開花を直接説明するものでもありません。
参考:愛知県農業総合試験場「鉢植えアジサイにおける花芽分化開始時期の品種間差異」
また、秋に咲いた花が翌年の花数に影響するかどうかも、この記録だけでは分かりません。開花した枝だけでなく、株全体の芽や生育の状態を見ながら、翌年の開花と比べていく必要があります。
管理方法を確認するときは、島根県アジサイ研究会の「万華鏡の管理方法」も参考になります。
- 2021年9月、万華鏡に季節外れの開花が見られました。
- 6月は青紫色、9月はピンク色でしたが、色の違いの原因は特定できていません。
- 根の食害や気温の変化と、9月の開花との関係は推測にとどまります。
- 一般的なアジサイは秋に花芽をつくり、翌年に咲きます。
- 翌年の花数への影響は、実際の開花を観察して確かめる必要があります。
思いがけない時期に咲いた万華鏡。きれいな花を楽しみながら、花の咲いた枝や季節ごとの変化も記録していきたいですね。

じゃぁね~ バイバイ~♪

