続報|2025年 挿し木サバイバル報告

アジサイ万華鏡 挿し木失敗

(記録写真:8月下旬/前回:8月3日)

※本記事は前回の続編です → 「万華鏡の挿し木43日目“希望の1本”」https://calico–cat.com/hydrangea-20250803/

ダイジェスト(結論)

夏を超えられたのは クレマチス『カートマニージョー』とバラ。

アジサイ『万華鏡』の挿し木は最終的に枯死。高温期の蒸れが主因。

・来季は「時期の前倒し」「遮光と換気の徹底」で再挑戦プランを立て直します。

前回(8/3)までの流れ

・6/21:挿し木スタート。万華鏡は7本、カートマニージョーとバラも同時にチャレンジ。

・8/3:万華鏡は“希望の1本”が残り、カートマニージョー&バラは順調という途中経過を報告しました。

その後の推移と結果

万華鏡:惜しくも撤退

・梅雨明け直後の連日の猛暑(路面輻射熱)で、挿し床の温度が上がり萎凋→回復不能に。

・親株に葉斑(輪紋病型)+葉焼け混在が見られ、穂木の炭水化物蓄積が乏しかった点も反省。

最終的な万華鏡の鉢。新芽が動き切らず力尽きた状態。

カートマニージョー:夏越し成功?

・半日陰&通風優先の置き場が奏功。遮光40〜50%+腰水は発根までに限定。

・現在は葉がツヤ良く、節間も締まって健全。秋に鉢増しできるか。

バラ:発根後の立ち上がりが速い

・軽く引くと抵抗を感じた時点で腰水を止め、乾湿メリハリへ切り替え。

・新梢がまっすぐ立ち上がり葉色も良好。黒星対策として下葉整理と早朝潅水を継続。

失敗からの学び(万華鏡)

1.タイミング:梅雨入り直後の“半硬化枝”がベスト。梅雨明け直前〜直後は避ける。

2.環境:半日陰で管理。

3.用土と水:差し芽用の土もしくは赤玉土。腰水は1週間程度の短期運用、以降は表土が乾いてから朝たっぷり

4.親株ケア:初夏から殺菌剤ローテ(ダコニール→トップジンM など)で葉斑を予防。栄養状態を整えた枝を採穂。

秋〜冬の育て方メモ(成功株)

カートマニージョー

・9〜10月:一回り大きな鉢へ鉢増し(根鉢は崩しすぎない)。

・置き肥少量。乾いたら与える“控えめ潅水”。置き肥少量。乾いたら与える“控えめ潅水”。

・つるが動き始めたら軽く誘引。凍て風を避けて常緑維持。

バラ

・9月:鉢増し+支柱。根張り優先で蕾は摘む

・病害虫:黒星とハダニに注意。株間確保と朝の潅水で予防。

来季のリベンジ計画(万華鏡)

・作業カレンダー

 ・5月下旬:親株の古葉整理とベース施肥。

 ・6月上旬:予防散布開始(7〜10日ローテ)。

 ・6月中旬:半硬化枝で挿し木、遮光&換気を徹底。

 ・7月:発根サイン後は順化→直射へ段階移行。

・チェックリスト:

 ・ルーペで病斑有無/朝だけ潅水/葉が触れ合わない株間/用土は清潔。

まとめ

2勝1敗のシーズンでしたが、失敗の原因が明確になったのは大きな収穫。次こそ万華鏡で“全本活着”を目標に、時期・環境・親株ケアの三本柱で再挑戦します。引き続き経過を更新していきますので、前回記事とあわせてご覧ください。

ミケ
ミケ

じゃぁね~ バイバイ~♪

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