サンパラソルの冬越し2025 ― 室内に取り込んでからが本番!

サンパラソルの冬越し

11月に入り、最低気温が10℃を下回る日が増えてきました。昨日、わが家のサンパラソルもいよいよ室内へ避難完了。

これからは「寒さから守りつつ、春にまた咲かせる準備期間」に入ります。

この記事では、昨年(2023年)の冬越しの経験と、今年(2025年)の気候や株の様子を踏まえた最新の冬越しポイントを紹介します。

現在の株の様子

写真の株を見ると、全体的に葉はまだ青々としており、いくつかの蕾も残っています。

ただし、下葉の一部が黄化しているため、季節の変わり目による光量不足や温度変化が始まっているサインです。

室内に取り込むタイミングとしてはベスト。ここからは、日照・温度・水分管理が冬越しの鍵になります。

2025年11月9日現在 サンパラソル

冬の置き場所 ― 明るさが最優先

サンパラソル(マンデビラ)は強い日差しを好む熱帯植物。冬の室内では光量が圧倒的に不足します。

最適な場所:南向きの窓辺(レース越し)

最低温度の目安:8〜10℃以上をキープ

 ※夜間に冷気が入りやすい窓際は、カーテンで冷気を遮断しましょう。

昼間:できるだけカーテンを開け、光を確保

夜間:冷気が当たらないように鉢を少し室内側へ移動

光が足りないと葉が落ちやすくなりますが、落葉しても株が元気であれば心配はいりません。根と茎が生きていれば春に必ず復活します。

水やり ― 「乾かし気味」が基本

気温が下がると、サンパラソルは休眠に入ります。根が吸水しにくくなるため、水のやりすぎが一番の失敗要因です。

基本ペース:10〜14日に1回程度

判断基準:表面の土が完全に乾いて2〜3日してから

コツ:葉が少ないほど蒸散量が減るため、水やりも減らす

注意点:受け皿に水を溜めない(根腐れ防止)

乾燥が気になる場合は、霧吹きで軽く葉水を与える程度で十分です。

剪定と管理 ― 軽く整理して形を整える

取り込み後すぐに強剪定は不要ですが、次のような軽い手入れをしておくと管理しやすくなります。

・枯れた葉や黒ずんだ枝は早めに取り除く

・支柱を整えて絡まった蔓を軽く誘引

・伸びすぎた枝は3節ほど残してカット

強剪定は春(3〜4月頃)に行うのが理想です。休眠中に大きく切るとダメージが残りやすいため、今は最低限の整理にとどめましょう。

温度と風通しのバランス

冬の室内は暖房による乾燥も注意ポイントです。暖房の風が直接当たると葉がチリチリになってしまいます。

・暖房の風が当たらない位置に置く

・加湿器や水を入れた器を近くに置くと◎

・週に1回ほど昼間に換気(寒風が直接当たらないように)

肥料はストップ、春に再開!

今の時期は生育が止まるため、肥料は不要です。与えると根を痛める原因になります。

・肥料再開の目安:3月下旬〜4月、気温15℃を超える頃

・その際は緩効性肥料(マグァンプKなど)を少量

来春の植え替え準備

冬の間は根鉢を崩さず静かに過ごさせ、春に植え替え・剪定を行うことで株がリフレッシュします。

植え替え時期:4〜5月頃(最低気温が15℃を安定して超えたら)

用土:水はけのよい培養土+赤玉小粒+腐葉土をブレンド

ポイント:古い根や黒ずんだ根を軽く整理して、新しい鉢でスタート

2025年冬の気候傾向を踏まえて

気象庁の予報によると、今冬(2025年)は平年並みかやや暖冬傾向。とはいえ、放射冷却で急に冷え込む日もありそうです。

特に夜間の冷え込みが厳しい地域では、室内でも鉢の下に断熱シートや発泡スチロール板を敷いて、根を冷やさない工夫をしましょう。

まとめ ― 「落葉しても春は来る」

冬のサンパラソルは、見た目が少し寂しくなります。でも、根はしっかり生きています。

春の再生力は驚くほど強く、3月以降の暖かい日差しで一気に新芽が動き出すはずです。

冬は静かな充電期間。焦らず、乾かし気味・明るめ・暖かめの3原則で見守ってあげましょう。

来年に向けて

冬越しを成功させた株は、翌年の花つきが格段に良くなります。

特に蔓を支えるリング支柱は、春先に再度整え直すと形良く花を咲かせやすくなります。

「昨年の経験 × 今年の工夫」で、2025年もたくさんの赤いトランペット花が楽しめるよう、一緒に見守っていきましょう。

ミケ
ミケ

じゃぁね~ バイバイ~♪

【冬越し方法】サンパラソルの冬越し。3シーズン育てた経験から。

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