2025年の冬。
今年も大切に育ててきたサンパラソル(マンデビラ)の冬越しに挑戦しましたが、結果は失敗に終わりました。
真っ赤な花でベランダを彩ってくれた株が、寒さではなく土の中の「見えない敵」によって弱っていったのです。
この記事では、
・冬越しの経緯
・衰弱が進んだ原因
・コガネムシ幼虫対策として有効な方法
・来年に向けた具体的な冬越し術
を詳しくまとめました。
11月、最低気温が10℃を下回る日が増えたため、例年どおりサンパラソルを室内へ取り込みました。
・置き場所:南向き窓辺
・日当たり:十分確保
・水やり:表面が乾いてから控えめに
取り込み直後は落葉こそありましたが、大きな異常はありませんでした。
「冬は葉が減るもの」と思いながら冬支度をした次第です。

ただ、11月下旬〜12月にかけて、株の元気がみるみる落ちていきました。
・下葉が黄色くなる
・葉がしんなり・カサつく
・枝先の張りが失われる
これは単なる季節の変化だけではない、と感じたものの、根本原因は当時の私には見えていませんでした。



12月下旬、さらに衰弱が進み、株をどうするか悩みながら鉢を整理していたところ、原因が明確になりました。
土の中から出てきたのは、
丸々と太ったコガネムシの幼虫。
しかも何匹も。
大半の細根は食べられており、
根がほとんど残っていませんでした。
根がなければ、水も養分も吸えません。
どれだけ暖かい室内で管理しても、葉は生きられなくなります。
おそらく、次のような流れで被害が進みました。
1.夏〜秋にコガネムシが土中に産卵
2.幼虫は秋の冷え込みで活動が鈍る
3.室内に取り込んだことで暖かさが戻り再活動
4.根を食い荒らされ、株全体が急激に衰弱
つまり「寒さ対策」として取り込んだ室内が、幼虫にとっては好環境になってしまったのです。
この記事を読んでいる方の中には、これから冬越しに挑戦する方もいると思います。
まず、一般的に成功しやすい冬越しの基本を押さえておきましょう:
・光量を確保
室内は冬場、光量が不足しやすいです。
可能なら 南向き+補光用ライト を併用。
・温度管理
最低気温8〜10℃以上を基準に。
夜間冷気に直接当たらない位置に置く。
・水やり
寒い季節は根の活動が鈍り吸水しにくくなります。
土の上部が完全に乾いたら、控えめにたっぷり程度に。
今回のようなコガネムシ幼虫の食害対策には、薬剤予防が重要です。
・サンパラソルは オルトラン(有機リン剤)との相性が悪く、薬害が出る可能性があるため使用しない方が安全です。
有効なのは「ダイアジノン粒剤」
秋(取り込み前)の段階で土に混ぜ込むことで、幼虫被害を抑えられる可能性があります。
薬剤使用時の基本注意点
・用法・用量を必ず守る
・土全体に均一に施用
・水やり直後ではなく、土が乾いた状態で施用
・室内に取り込む前の秋口に行う
記事内で「根をチェックする」と触れましたが、実際にやるなら次の手順が分かりやすいです。
根のチェック手順
1.鉢から株を軽く持ち上げる
2.土を軽くほぐす
3.色を確認
・生きている根:白〜淡黄色
・死んだ根:茶色・黒色
4.細根がほとんどない場合は要注意
もし細根が少ない状態であれば、冬越し前に薬剤による予防を優先するべきです。
原因は「土の中」にあった
衰弱したように見える地上部だけではなく、
株が不調になる根の状態を最優先でチェックする必要があります。
冬越し=寒さ対策だけではない
暖かい室内環境が必ずしも正解とは限りません。
見えない敵(幼虫)対策が必要です。
来年、もう一度サンパラソルに挑戦するときは、次の点を守ります:
・植え替え時に土を一新
・秋口にダイアジノンで幼虫予防
・室内取り込み前に必ず根チェック
・冬越し中は光量確保と乾湿バランス調整
冬越しの失敗は、寒さだけが原因ではありませんでした。
本当の原因は、土の中のコガネムシ幼虫。
見えない敵は、それが最も厄介です。
もし冬越し中に急激な衰弱を感じたら、
必ず土中の状態を疑ってみてください。
今回の経験が、あなたの冬越し成功のヒントになりますように。
そして来年こそ、真っ赤な花をまた咲かせましょう。

じゃぁね~ バイバイ~♪

