梅雨入り直後のペチュニア管理|蒸れに注意!切り戻しのタイミングがカギ

ペチュニアの梅雨時の管理 切り戻しタイミング

今年も梅雨の季節がやってきました。長雨や高湿度により、植物にとっては過酷な時期。中でもペチュニアのように茂りやすく、花付きも良い品種は、蒸れによるダメージを受けやすい代表格です。

今回は、我が家で育てている3種類のペチュニアの現在の様子を紹介しながら、梅雨時の管理のポイントや切り戻しのコツについてまとめていきます。

現在のペチュニアの状況

我が家では現在、以下の3鉢のペチュニアを育てています。

パープルスター
ダブルミルクレープ
小梅ちゃん
  • 鮮やかなピンクと白のストライプが印象的な品種(画像1枚目:パープルスター)
  • 濃いピンクの花が咲く小ぶりな鉢(画像2枚目:ダブルミルクレープ)
  • 先に切り戻していて、蒸れによって傷んでしまった鉢(画像3枚目:小梅ちゃん)

いずれも春先から元気に育っていたのですが、梅雨入りを迎え、管理の難しさを実感する日々が続いています。

梅雨時の蒸れ対策が重要!

ペチュニアは高温多湿に弱く、梅雨時に蒸れやすくなります。葉と葉が密集していると、風通しが悪くなり、内部が湿気を含んで病気や枯れ込みが発生しやすくなります。

特に注意したいのが以下の点です。

1. 風通しの確保

密に茂った枝葉はこまめに間引き、株元に風が通るようにします。見た目がもったいないと思っても、思い切った切り戻しが必要です。

2. 雨の当たり方を調整

雨ざらしにしておくと、葉に直接水がかかって蒸れやすくなります。屋根のあるベランダや軒下など、雨を避けられる場所への移動が理想です。

ちなみに3鉢とも軒下において、雨の当たらないところで管理しています。

3. 朝の水やりを徹底

夜間の水やりは湿気を招きやすいため、朝のうちに行うのが基本です。

切り戻しのタイミングと注意点

今回、すでに切り戻しを済ませていた株(画像3枚目)は、全体に風通しもよくなったことから、今のところ蒸れからの回復が見られ、株の状態も戻ってきており、引き続き花を楽しめそうです。

一方、今回遅れて切り戻した株(画像1枚目)は、中心部分にかなりの枯れ込みが見られ、蒸れによるダメージが進行していました。タイミングの重要さを痛感させられます。

切り戻し後のパープルスター

梅雨に入る少し前の段階で、あまり株が大きくなる前の切り戻しをした方が良かったかもしれません。

切り戻しのベストタイミング

  • 梅雨入り前の晴れが続く日
  • 株全体にボリュームが出てきたタイミング
  • 花が一段落した頃

タイミングを逃すと、蒸れて株が弱り、回復にも時間がかかってしまいます。花を長く楽しむためにも、早め早めの対処が肝心です。

もったいないなと思う頃に切り戻すのが、タイミングとしてはベストだと思います。

傷んでしまった株への対処法

蒸れで枯れ込んでしまった株は、すぐに元に戻すのは難しいですが、以下の方法で再生を図ることができます。

  1. 徹底的に枯れ枝をカット
     極端に短く切り戻さずに葉っぱを残してカットし、元気な葉や芽を残すようにします。
  2. 風通しのよい場所に移動
     屋外で直射日光が当たりすぎない半日陰が理想です。
  3. 水は控えめに
     根が弱っていると吸水力も落ちているため、土がしっかり乾いてから水をあげましょう。
  4. 根腐れ防止にミリオン
     切り戻しを行った後は、切り戻す前ほど水を必要としないので、土の乾き状況を見ることと、根腐れ防止のためにミリオンを撒いておきます。

これからの管理ポイント

梅雨が明けると、また強い日差しが戻ってきます。ペチュニアにとっては成長のチャンスですが、それまでに体力を温存させておくことが大切です。

蒸れそうなくらい株が大きくなったら迷わず切り戻し

・株の状態が戻ってきたら、肥料をしっかり与える。

・天気を見ながら鉢の移動を柔軟にし、厳しすぎる西日に注意。

これらを意識することで、梅雨を乗り切ることができると思います。

明日からはとても気温が上がる予報になっているので、まだ暑さに慣れていないこの時期は注意が必要です。

まとめ

ペチュニアは丈夫で花付きの良い人気の草花ですが、梅雨時期の蒸れには要注意。今回の我が家の鉢を通じて、切り戻しのタイミングがいかに重要かを実感しました。

花を長く、美しく楽しむためには、日々の観察と早めの対処が何より大切です。これからも天気を見ながら、こまめな手入れを続けていきたいと思います。

ミケ
ミケ

じゃあね~ ばいばい~。

【ペチュニアの夏越し方法】ここ数年の猛暑で夏越しが難しくなっているペチュニアの夏越しについて 【挿し芽】ペチュニアを増やしてみる。挿し芽に挑戦! 「昔の30℃は猛暑だった」~昭和の夏と令和の灼熱地獄~

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA