太陽光発電は元が取れるのか 我が家の実績

2011年当時、太陽光発電にとても興味があり、家を建てるなら太陽光発電を設置したいと考えていました。但し、損をしてしまうならやめた方がいいかなとも考えていました。家を建て替えることは既に決めていたため、ハウスメーカーの担当者に太陽光発電の説明を受けたところFIT制度というものがあり、10年間固定価格で買い取る制度があるので大半は10年で元が取れるということでした。そう言ったこともあり、太陽光発電の設置を決めました。

ミケ
ミケ

当時は太陽光発電ブームだったね。

我が家を立て替えて来年、2022年4月で10年を迎えます。つまりFIT制度の買取が終了します。そこで実際に元は取れたのかを確認してみたいと思います。
ちなみに我が家のパネルはシャープ、発電容量は2.9kWです。

2012年5月から2021年11月までの買取価格を表にしてみます。買取単価は42円です。

2012201320142015201620172018201920202021
1月3,9903,1502,0582,9824,7884,9983,4862,7723,318
2月5,5023,6963,9063,5286,4684,2424,8304,0324,284
3月6,9304,6624,9985,0827,5607,5184,6625,5406,762
4月9,0308,1067,7287,0988,4429,1568,8628,6527,770
5月3,65412,72611,13010,29010,24811,0468,8628,8627,8969,576
6月10,83610,6269,32410,0389,8708,48410,1647,9807,7286,216
7月7,4346,0487,3505,5446,3848,5266,3005,1665,5866,090
8月9,1148,7369,1568,8206,7627,1826,6363,6963,9906,930
9月10,7108,3165,4184,1588,1066,3007,5184,4525,6283,486
10月7,9808,2327,6027,5604,4947,0984,7047,0984,7885,922
11月8,1906,3846,7207,4766,3844,7466,3005,4604,7465,880
12月5,4185,2504,6203,4863,9904,4103,6963,4444,410
小計63,33691,77080,93476,06274,92885,05080,09467,99865,76866,234

後5カ月ほど足りないですが、この表からここまでの買取価格を合計すると752,174円です。また、太陽光発電の設置に関して市から補助金が出ていて、その額が139,680円ですので、合計すると891,854円となります。

また、当時の見積もりを引っ張り出して太陽光発電の設置費用を確認したところ、1,393,680円でした。ということは501,826円の持ち出しとなりました。

ミケ
ミケ

真っ赤っかだね!

FIT制度終了後の買取価格は東京電力では8.5円、高いところでは11円くらいですので、これまでの買取価格42円よりもだいぶ下がってしまいます。そこで現在のマイナス分約50万円を2020年の発電実績を基に買取単価11円で計算し、回収するためにどのくらいの期間が必要かをみてみます。そうするとなんと約30年!とんでもないですね。

ミケ
ミケ

回収はムリそうだね!

太陽光発電システムで最初に壊れると想定されるパワコンの耐用年数は15年ともいわれていますので、これを2、3回交換する必要がありそうです。すると更にマイナスが膨らんでしまいますね。

ミケ
ミケ

ダメだこりゃ・・・。

結論としては我が家の太陽光発電は完全に失敗でした。ビルトインタイプであるため雨漏りの心配は少ないと考えられるためその点は良かったのですが、元を取れるという考えで太陽光発電を乗せるのはちょっと考えものです。
あまり考えたくはないのですが、撤去するとなった場合は屋根の吹き替えが発生するためさらなる出費となりそうで怖いですね。

今後、太陽光発電を乗せようと検討している方は、10年くらいの短いスパンで考えるのではなく30年くらいのスパンで、維持管理費用と最終的に撤去もしくは更新までを考えた上で検討した方がいいと思いますよ。

ミケ
ミケ

結論 太陽光発電はお勧めしません!

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