アイカ工業【4206】2026年3月期決算|売上・利益が過去最高を更新

アイカ工業 決算ブログ

建材・化学品を手がける専門メーカー、アイカ工業(証券コード:4206)が2026年3月期の本決算を2026年5月1日に発表しました。売上高・営業利益・経常利益・当期純利益のすべての指標が過去最高を更新するという好決算で、着実な増収増益が続いています。来期も増収増益・増配を見込んでおり、安定した業績が光ります。

この会社、何をしてるの?

アイカ工業は愛知県名古屋市に本社を置く化学・建材メーカーです。「メラミン化粧板」という、傷や熱に強い板状の建築材料で国内トップシェアを誇ります。キッチンのカウンター、学校の机の天板、駅のホームの内装など、実は私たちの身のまわりのあちこちで使われています。また「スーパーボンド」などの接着剤(ものをしっかりくっつける薬品)でも知られており、化粧フィルムやシーリング材(建物のすき間を埋める材料)なども製造しています。事業は「建装建材」(建物の内外装に使う建材)と「化成品」(化学製品)の2つの部門で構成されており、国内外で幅広く展開するニッチトップ企業です。

業績サマリー(2026年3月期・日本基準・連結)

項目前期(2025年3月期)当期(2026年3月期)前期比
売上高2,487億円2,518億円+1.2%
営業利益(本業の利益)274億円291億円+6.3%
経常利益287億円301億円+5.1%
純利益169億円185億円+9.7%
年間配当(株主への分配金)126円138円+12円
業績比較グラフ(前期 vs 2026年3月期)(単位:億円 ※各指標を独立スケールで表示)2,4872,518売上高+1.2%274291営業利益+6.3%169185純利益+9.7%前期(2025年3月期)当期(2026年3月期・過去最高)

注目ポイント①|全利益指標が過去最高!建装建材が牽引

今期の最大のハイライトは、売上高・営業利益・経常利益・純利益のすべてが過去最高を更新したことです。売上高は+1.2%と小幅な増加でしたが、利益の伸びはそれを上回りました。セグメント別では、建装建材部門が売上高1,155億円(+4.9%)、営業利益248億円(+10.1%)と力強く伸長しました。リフォーム需要の回復や価格改定(製品の値上げ)の効果が出た形です。一方、化成品部門は売上高1,363億円(▲1.7%)と若干の減収でした。配当は138円と前期(126円)から12円もの大幅増配となり、株主還元も充実しています。

注目ポイント②|来期も増収増益・増配へ(ただし純利益は微増)

2027年3月期の業績予想は、売上高2,800億円(前期比+11.2%)、営業利益310億円(同+6.4%)、経常利益320億円(同+6.2%)と大幅な増収増益を見込んでいます。ただし純利益は186億円(同+0.4%)とほぼ横ばいの予想です。これは中東情勢の緊迫化による原料価格の上昇が利益を圧迫する可能性があるためです。配当(株主への利益の分配)は年間140円と前期比+2円の増配予定で、株主還元の姿勢は維持されています。

まとめ

アイカ工業の2026年3月期決算は、売上高・各利益指標がすべて過去最高を更新した充実した内容でした。メラミン化粧板や接着剤などの「地味だけど欠かせない」ニッチ製品で着実に稼ぎ続けるビジネスモデルが光ります。来期は原料コスト上昇という課題を抱えつつも、売上・経常利益は増加を見込んでいます。

本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を行うものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

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