カートマニージョーの葉がちょいちょい枯れる…?秋に気づいた枝枯れの原因と対策

カートマニージョー 枯れ枝対策

夏の猛暑をなんとか乗り越えた、わが家のクレマチス・カートマニージョー

今年も無事に緑を保ってくれて一安心…と思っていたのですが、

最近になってところどころの枝が茶色く枯れてきました。

最初は数枚の葉だけだったのが、気づけば枝ごと茶色くなり、

周囲の葉にも少しずつ影響が出ているような感じです。

写真で見る現状

2025年10月6日のカートマニージョー

見た目はまだ青々していますが、部分的に茶色い枝や枯れ葉が点在しています。

特に枝の中ほどや込み合った部分に多く、風通しの悪さも感じられます。

近くで見ると、葉の先からパリパリに乾燥し、

やがて枝全体が力を失って垂れているのがわかります。

このような症状は、根本的なトラブルや蒸れ、病気などが原因で起こることが多いです。

茶色く変色した葉の中には、黒っぽいシミのような部分も見られます。

これは灰色かび病(ボトリチス病)立ち枯れ病の初期症状の可能性もあります。

枯れ枝が出てきた主な原因

①花後の剪定が弱く、枝が蒸れた

カートマニージョーは花後(5〜6月)にしっかり剪定して、枝を更新してあげるのがコツ。

剪定が甘いと古枝が残って込み合い、

風通しが悪くなって蒸れ→部分的な枝枯れにつながります。

②根詰まり・過湿気味

鉢底を見るとコケが生え、土がいつも湿っている様子でした。

カートマニージョーはやや乾燥気味を好むタイプなので、

過湿状態が続くと根が酸欠を起こし、枝単位で枯れやすくなります。

③灰色かび病などのカビ性トラブル

特に9〜10月は、昼夜の寒暖差で湿度が上がりやすく、

放置した古葉にカビが発生して病気が広がることも。

今できる対策

1.枯れ枝をすべてカット!

完全に茶色くなった枝は復活しないので、根元から剪定します。
緑の部分が残っている枝は、その手前でカット。
ハサミはアルコールで消毒して清潔に保ちましょう。

ポイント:

カートマニージョーは“新しい枝に翌年の花が咲く”タイプ。
秋のうちに古枝を切っておくと、来春の芽吹きがぐんと良くなります。

2.風通しをよくする

枝を間引いてスカスカにすることで、蒸れや病気を防げます。
株の中心に風が抜けるよう意識して剪定を。
支柱やトレリスの配置を少し変えるのも効果的です。

3.植え替え・土の見直し

もし2年以上同じ鉢で育てている場合、根詰まりの可能性大
この時期(9〜10月)はちょうど植え替えが可能です。

おすすめの土配合:

・赤玉小粒:5

・腐葉土:3

・軽石(またはパーライト):2

通気性を重視し、水はけのよい環境を整えましょう。

4.病気の予防

剪定後は「ベニカXファインスプレー」などの殺菌・殺虫剤を軽く散布。
土の表面の落ち葉も取り除き、風通しの良い場所で管理します。

今後の管理ポイント

水やりは「土の表面が白っぽく乾いてから」

日当たりは「午前中の柔らかい光」程度が理想

肥料は秋に緩効性肥料(マグァンプKなど)を少量

冬の間は控えめに管理して、春の新芽を待ちましょう

まとめ

夏を越した後のカートマニージョーが部分的に枯れるのは、
「剪定不足」+「蒸れ」+「根の疲れ」が重なっていることがほとんど。

ただし、株全体がまだ青々しているので、
今のうちに枯れ枝を整理してあげれば十分回復できます

来春、またあの清楚な白い花が咲くように──
秋はカートマニージョーのリセット期と考えて、軽いお手入れをしてあげましょう。

ミケ
ミケ

じゃぁね~ バイバイ~♪

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