黒蝶ダリアは大きくてとても華やかな花を咲かせてくれます。色は深紅で中心へいくにつれて少し黒っぽい色合いの花で、とても優雅で目を引きます。
昨年秋にフローラ黒田園芸さんで花付きのものを見かけたことから、その花に惹かれるようにそのままレジまでもっていっていました。そのくらい魅力的な花です。
そこで黒蝶ダリアを一年育ててみたポイントをまとめてみます。
購入時期は2022年10月8日です。少し気温が落ち着いてきたところで、寒くなるまでは時間があります。まぁ、1年目なので花を見られればとりあえず満足という感じでした。
連れて帰ってすぐに地植えにしました。あらかじめ、土づくりをしておくということはしていませんでしたが、元肥としてマグァンプKだけは入れておきました。
マグァンプKのおかげか、1週間もするとつぼみが開いて豪華な花を咲かせてくれました。フローラ黒田園芸さんで見たそのままの花が咲いてくれて『おぉっ』となりましたね。
この時一眼レフで撮っておけばよかったなと少し後悔しています。そのくらい豪華に咲いてくれました。
ダリアは球根植物ですので、適切に管理することで翌年も花を咲かせることができます。
冬場の霜が降りる地域では、地上部が枯れたところで球根を掘り起こして霜の当たらないようにして冬越しします。下の写真は昨年のクリスマス・イブです。地上部が枯れこんできていてそろそろ球根を掘り上げるタイミングかなぁと思っていたら、ガッツリ霜が降りていました。
地上部が枯れてきたら球根の掘り起こし!
球根を掘り起こすにあたって、地上部がワサワサしていると掘り起しづらいのである程度切り戻しをしました。すると1年目ということもあって根鉢がそのまま残っていて、スコップをまわりに挿していくと簡単に掘り起こすことができました。
掘り起した球根はあまり乾燥させない方が良いので、少し湿った土の中に埋めてこれをビニール袋に入れて床下で管理しました。床下であれば邪魔にならないのと、ある程度の温度が保てるので冬越しにはちょうどいいと思います。
茎の部分については上の写真よりももう少し整理して短くしていますが、いまひとつ発芽点がよくわからなかったので、ここまでで止めています。
注意点:玉状の部分だけだと発芽しないよ!
冬越しできたら球根の植え付け時期は3月下旬から4月下旬です。ですが今年は少し出遅れてしまって、ビニール袋を開けてみるとすでに芽が出てしまっていました。
球根をよく見ると芽が出ている部分は茎の根本の部分で、昨年掘り起した土の面からちょっと下がったところでした。
このように玉状の部分から芽が出ないことが分かります。ですので球根を掘り起こすときは茎の部分をあまり短く切り戻さないように注意が必要です。
球根の植え付けから4日もすると芽が大きくなり、成長の早さを感じられます。さらに1カ月経つとだいぶ大きくなったので地植えにしました。
この時はまだ、2023年の夏がものすごい暑さになるとは思ってもいませんでした・・・。
下の写真はまだ梅雨真っただ中ですが、暑さでちょっと葉っぱが黄色くしおれたような感じになっています。それでも何とか花を咲かせてくれています。
この時ムリに花を咲かせないで、切り花で楽しんだほうが良かったのかもしれません。
その後梅雨明けして暑さのピークになると完全に暑さに負けてしまって、今にも倒れそう~~という感じになってしまいました。もうヨレヨレです。
この状態からすると、地植えにするのはせめてお盆過ぎか9月に入ってからの方が良いのかなと思いました。それまでは鉢で半日陰のところに置いて管理するのがベターですね。
9月に入ってもまだかなり熱い2023年の夏ですが、それでもお盆を過ぎたあたりからそろそろ夏の終わりが近づいてきたかなぁという空気を感じられました。その頃になるとだいぶ回復して、葉っぱの下に花を咲かせていました。
株もだいぶ大きくなり、秋の開花に期待が高まります、この時までは・・・。
朝起きて玄関を出ると・・・。『!!!』なにごとっ! 一瞬固まりました。昨日帰ってきたときは何ともなかったのですが。夜に風が強かったのかも知れません。花芽が付いていた枝がバキバキに折れていました・・・。
夏バテして弱っていた株がお盆を過ぎて暑さが落ち着いてきてから順調に回復していたので、すごく油断していました。この結果はとても残念です。
支柱は絶対必要だね!
地上部が枯れてきて、霜が降り始めたら球根の掘り起こし。
発芽点(芽が出る部分)は玉状の塊根ではなく、その上の茎状の部分。
夏場は西日に当てない。当たる場合は対策を!
株が育ってきたら支柱を増やして風対策をすること!
以上のように、少し育て方のポイントがありますが、それほど手をかけ続ける必要はないので割と育てやすいと思います。それと黒蝶ダリアは球根植物なので、掘り起こしをして冬越しができれば毎年花を楽しむことができます。
今年(2023年)は支柱を付けずに失敗してしまいましたが、これも一つ勉強ですね。来年はこれを教訓として活かしていきたいと思います。
じゃぁね~ ばいばい~。