種まきローヴ・ドゥ・アントワネットこれまでの成長

昨年末にフローラ黒田園芸さんで購入したローヴ・ドゥ・アントワネット。このフリフリの感じがとてもきれいで、来シーズンも同じように咲かせたいと思っていました。もしできるなら種から育てられたらと、種の採取に挑戦しました。

ローヴ・ドゥ・アントワネットは種ができにくいと言うことをネットで見ていたので、ぷっくりとした膨らみを見つけたときはとてもうれしかったのを覚えています。

あまり多くは種を採れなかったのですが、今年の種まきの方法を備忘録として残しておいて次のシーズンにも生かせるようにしたいと思います。
私は自分でやったこともすぐに忘れてしまう悪い癖があるので、常に試行錯誤しています。

1.種まき時期

年内の開花を目指すなら、8月10日頃を目途に種まきすることをお勧めします。パンジーの発芽温度は15~20℃くらいの範囲ですので、真夏の時期にこの条件になることはありません。そのため発芽させる条件を作るためにはちょっと工夫をする必要があります。

今年やってみた方法は、写真のように発泡スチロールの箱の中にキッチンペーパーを敷いて水で濡らし、そこへ種を蒔きます。そして、この中に水を凍らせたペットボトルを一緒に入れて置きます。そうすると20℃くらいの温度を保てていました。

ちょっと早いパンジーの種まき

2.発芽までの管理

発芽までは日が当たらなくて良いので、発泡スチロールの箱のふたは閉じておきます。20℃以下の温度を保つためにはふたを閉じておくと良いです。また、氷が半日くらいで溶けるので、凍らせたペットボトルは朝と夜に交換します。ペットボトルの交換のタイミングでキッチンペーパーの濡れ具合を確認しておくと良いです。発芽まではなるべく乾かさないように注意です。

私は最初保冷剤で温度を下げようとしていたのですが、保冷材はすぐに溶けてしまうので頻繁に交換する必要があり、管理が大変になります。ですのでペットボトルを凍らせるのをお勧めします。

温度管理が上手くいくと下の写真のように種が割れて根を伸ばし始めます。

種まきから1週間ほどすると芽が出てきます。種が割れて根を伸ばし始めてからは2日ほどです。このくらいになるとポット 土へ植え付けていい時期かと思います。

ちょっと早いパンジーの種まき 発芽まで

3.ポットへの植え付け

芽が出てきたものをポットへ植え付けていきますが、発芽させるときの管理と違いここからは乾燥気味に管理すると良いようです。それは徒長防止と病気予防のためです。ただしカラカラに乾燥させてしまっては枯れてしまうため、適切な水やりに気を付ける必要があります。

またもう一つ乾燥気味に管理する目的は、植物が水を求めて根を伸ばして水を探しにいく性質を利用するようです。

発芽した芽を植え付けてから約2カ月ほど成長したものが下の写真です。ここまで来れば枯れてダメになることはあまりないかと思います。ですがこのところだいぶ冷え込んできていて朝霜が降りることが多くなってきたので、小さい苗には厳しいのかなぁと思っていました。

パンジー種まきから 1カ月

4.年末からの管理

パンジーの生育温度は5~20℃です。真冬は屋外に置いておくと夜間などは普通に5℃以下になることがあるので、しばらくは室内に入れて日当たりの良い窓辺で管理することを決めました。それと、ポットの植え付けの時に使用していた土があまりいいものではなかったので、ちょっと良い培養土へ植え替えておきました。

5.最後に

今年は種まき時期が9月中頃だったので、年内に開花するまで成長させることは出来ませんでした。一番大きい苗でも下の写真のものなので、やはり年内に開花させるには8月10日前後で種まきをする必要がありそうです。

花芽を付けるまではもう少しかかりそうですが、どんな花が咲くか楽しみですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA