
こんにちは、ミケです。
今回は、主要証券会社の過去10年の預かり資産残高を調べてみました。
「預かり資産」とは、ざっくり言えば、証券会社がお客様から預かっている株式・投資信託・債券・現金などの合計額です。
つまり、証券会社にとっては、
- どれだけ多くのお金を預かっているか?
- どれだけ投資家から選ばれているか?
を表す、かなり重要な数字です。
今回は、2017年3月末から2026年3月末までの10年間で、主要証券会社の預かり資産がどう変化したのかを見ていきます。
結論から言うと、
野村證券、やっぱり強い。
でも、SBI証券と楽天証券の伸び方がエグい。
という結果でした。
2026年3月末時点の預かり資産ランキング
まずは、直近の2026年3月末時点のランキングです。
| 順位 | 証券会社 | 預かり資産 |
|---|---|---|
| 1位 | 野村證券 | 175.8兆円 |
| 2位 | SMBC日興証券 | 91.1兆円 |
| 3位 | 大和証券 | 91.0兆円 |
| 4位 | みずほ証券 | 67.8兆円 |
| 5位 | SBI証券 | 66.1兆円 |
| 6位 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 62.0兆円 |
| 7位 | 楽天証券 | 50.3兆円 |
| 8位 | 東海東京FG | 13.4兆円 |
| 9位 | マネックス証券 | 10.8兆円 |
こうして見ると、やはりトップは野村證券。
預かり資産は、なんと175.8兆円です。
もはや金額が大きすぎて、庶民の感覚ではピンときません。
175.8兆円。
「財布に入っていたら重そう」どころの話ではありません。
日本列島が少し沈むかもしれません。
※大和証券とSMBC日興証券はほぼ並んでいて、どちらも約91兆円規模です。

王者・野村證券はやっぱり別格
野村證券の預かり資産は、2017年3月末の107.7兆円から、2026年3月末には175.8兆円まで増えています。
10年間で約68兆円増加です。
68兆円というと、もう「増えた」というより、ひとつの巨大経済圏が爆誕したレベルです。
野村證券は昔から対面証券の王者というイメージがありますが、数字で見てもやっぱり強いです。
特に2024年3月末に153.5兆円、2026年3月末には175.8兆円と大きく伸びています。
相場上昇の影響もかなり大きいと思いますが、それでもこの規模感は圧倒的です。
野村はやはり、
証券業界のラスボス
という感じですね。
SMBC日興証券と大和証券も安定の大手感
2位はSMBC日興証券で、2026年3月末の預かり資産は91.1兆円。
3位は大和証券で、91.0兆円です。
この2社、ほぼ横並びでかなり大きいです。
SMBC日興証券は、2017年3月末の50.0兆円から、2026年3月末には91.1兆円まで増えています。
大和証券も、2017年3月末の53.6兆円から、2026年3月末には91.0兆円へ。
約1.7倍に拡大しています。
このあたりは、いわゆる昔ながらの大手対面証券の実力ですね。
ネット証券が勢いを増しているとはいえ、対面証券には長年の顧客基盤があります。
特に富裕層、法人、相続、債券、仕組債、IPO、資産承継など、ネット証券だけではカバーしにくい領域では、まだまだ強みがありそうです。
※大和証券グループは「リテール部門(現・ウェルスマネジメント部門)」の預り資産で記載しています。
みずほ証券、SBI証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が大接戦
面白いのが、4位から6位です。
| 証券会社 | 2026年3月末 |
|---|---|
| みずほ証券 | 67.8兆円 |
| SBI証券 | 66.1兆円 |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 62.0兆円 |
この3社、かなり接近しています。
特に注目したいのがSBI証券です。
SBI証券は2017年3月末時点では、預かり資産が10.8兆円でした。
それが2026年3月末には66.1兆円。
約10年で6倍超です。
これはすごい。
もう成長スピードだけで見れば、完全に主人公ポジションです。
昔の少年漫画でいうと、
最初は村の若者だったのに、気づいたら魔王軍の幹部を倒しているタイプです。
SBI証券は、手数料の安さ、ネット取引の使いやすさ、新NISAとの相性、投信積立、クレカ積立などで個人投資家を一気に取り込んできました。
まさに、
ネット証券界の筋トレ成功者
です。
楽天証券の伸びもすごい
楽天証券も負けていません。
2017年3月末の預かり資産は約4.1兆円。
それが2026年3月末には50.3兆円です。
なんと約12倍。
これはもう、伸び率だけで見るとかなり強烈です。
楽天証券は、楽天経済圏との相性が抜群です。
楽天カード、楽天銀行、楽天ポイント、楽天キャッシュ、楽天市場。
生活の中に自然に投資を組み込める仕組みが強いですね。
「気づいたら楽天ポイントで投資していた」
「気づいたら楽天証券でNISAを始めていた」
「気づいたら楽天経済圏から抜け出せなくなっていた」
という人も多いのではないでしょうか。
楽天証券は、投資初心者を取り込むのがとても上手い印象です。
SBI証券が硬派な実力派なら、楽天証券は生活密着型の人気者。
例えるなら、
SBIはジムで鍛えたアスリート。
楽天は商店街で全員に好かれる人気者。
そんな感じです。
マネックス証券は小粒でも個性派
マネックス証券は、2026年3月末で10.8兆円。
SBI証券や楽天証券と比べると規模は小さめですが、2017年3月末の3.8兆円から見ると、約2.8倍に増えています。
マネックス証券は、米国株や情報コンテンツに強いイメージがあります。
SBI・楽天のような巨大ネット証券とは違い、やや玄人好みというか、投資好きに刺さる証券会社という印象です。
個人的には、マネックスは、
証券会社界のこだわり派コーヒー店
みたいな存在だと思っています。
大チェーンではないけれど、好きな人はしっかり好き。
そういうポジションですね。
※マネックス証券単体の数値です。マネックスグループ全体(米トレードステーション、コインチェック等を含む)では約13兆円規模になります。
東海東京FGは地域連携型の存在感
東海東京フィナンシャル・グループは、2026年3月末で13.4兆円。
規模だけで見ると大手証券やネット証券大手には及びませんが、地方銀行との提携や地域密着型の展開が特徴です。
東海東京FGは、いわば、
地域密着型の職人証券グループ
という感じです。
全国区でドーンと攻めるというより、地域金融機関との連携を活かして、じわじわと存在感を出しています。
2021年以降、エース証券や丸八証券の子会社化もあり、グループとしての預かり資産は伸びています。
派手さはないですが、こういう会社も証券業界では重要なプレイヤーですね。
10年間の変化で一番面白いのは「ネット証券の追い上げ」
今回のデータで一番面白いのは、やはりネット証券の急成長です。
SBI証券
- 2017年3月末:10.8兆円
- 2026年3月末:66.1兆円
楽天証券
- 2017年3月末:約4.1兆円
- 2026年3月末:50.3兆円
この伸び方はすごいです。
特に新NISAの開始以降、個人投資家の資金がネット証券にどんどん流れている印象があります。
昔は、証券会社といえば、
「電話で担当者に注文する」
「支店に行く」
「営業マンからおすすめ商品を聞く」
というイメージでした。
でも今は、
「スマホでポチッ」
「クレカで積立」
「ポイントで投資」
「NISAでオルカンやS&P500」
という時代です。
証券会社の世界も、完全にスマホ時代に突入しています。
昔ながらの証券会社が重厚な百貨店だとすれば、ネット証券は巨大ECモールです。
どちらにも良さがありますが、個人投資家の入口としては、ネット証券の存在感がどんどん大きくなっています。
対面証券はまだまだ強い
ただし、ネット証券が伸びているからといって、対面証券が弱いわけではありません。
野村證券、SMBC日興証券、大和証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、今でも非常に大きな預かり資産を持っています。
特に富裕層向けの資産管理、法人取引、相続対策、債券運用などは、対面証券の強みです。
ネット証券は便利ですが、すべてを自分で判断する必要があります。
一方、対面証券は担当者がつき、相談しながら資産運用を進められるメリットがあります。
ただし、その分、コストや提案商品の中身には注意が必要です。
ここは投資家側のリテラシーが大事ですね。
「担当者が言うから安心」ではなく、
- その商品、本当に自分に合っているのか?
- 手数料は高すぎないか?
- 長期的に納得できる内容か?
を自分でも確認することが大切です。
個人投資家目線ではどう見るべきか
今回のランキングを見ると、証券会社の勢力図がかなり見えてきます。
昔ながらの大手対面証券は、今も巨大です。
一方で、SBI証券や楽天証券のようなネット証券は、個人投資家の資金をものすごい勢いで集めています。
個人投資家としては、どの証券会社が一番大きいかだけで選ぶ必要はありません。
大切なのは、
自分の投資スタイルに合っているかどうか
です。
例えば、低コストでインデックス投資をしたいなら、SBI証券や楽天証券はかなり使いやすいです。
米国株や情報量を重視するなら、マネックス証券も候補になります。
対面で相談しながら資産運用をしたいなら、野村證券や大和証券などの大手対面証券にも存在価値があります。
証券会社選びは、規模だけでなく、
- 手数料
- 取扱商品
- 使いやすさ
- ポイント制度
- 情報ツール
- サポート体制
- NISAとの相性
などを総合的に見るのが良いですね。
まとめ:証券業界は「王者・野村」と「成長モンスター・ネット証券」の時代へ
今回、主要証券会社の過去10年の預かり資産を調べてみて、かなり面白い結果になりました。
王者はやはり野村證券。
預かり資産175.8兆円は圧倒的です。
一方で、成長率で見るとSBI証券と楽天証券の勢いがすごいです。
特にSBI証券は、10年で10.8兆円から66.1兆円へ。
楽天証券は、約4.1兆円から50.3兆円へ。
まさにネット証券の時代が来ていると感じます。
ただし、対面証券には対面証券の強みがあり、ネット証券にはネット証券の強みがあります。
投資家としては、証券会社の規模に振り回されるのではなく、自分の目的に合った証券会社を選ぶことが大切です。
それにしても、証券会社の預かり資産ランキングを見ると、まるで戦国時代の勢力図のようです。
野村城はまだまだ巨大。
SMBC日興・大和・みずほも強豪大名。
そこへSBI軍と楽天軍がスマホ片手に猛追。
証券業界、なかなか熱いです。
投資家としては、この競争によってサービスが良くなり、手数料が下がり、便利になるなら大歓迎ですね。
これからも証券会社同士には、いい意味でバチバチに競争してもらいたいところです。

じゃぁね~ バイバイ~♪
※本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を行うものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。各社の預かり資産数値は集計区分(リテール部門・グループ全体など)の違いにより、本記事と他資料で差異が生じる場合があります。

