あいホールディングス(3076)2026年6月期Q3決算|売上高28%増の大幅増収・純利益進捗率93%で通期超え視野

ITソリューションやセキュリティ機器を手がけるあいホールディングス(証券コード:3076)が2026年5月15日に2026年6月期 第3四半期(9ヶ月累計)の決算を発表しました。売上高は前年同期比28.0%増、営業利益も17.9%増と大幅な増収増益を達成。通期の純利益予想に対する進捗率が9割超と、好調な四半期となりました。

この会社、何をしてるの?

あいホールディングスは、ITインフラ(企業がシステムを動かすための土台となる機器・ネットワーク)の販売・構築を中核に、セキュリティ機器・カード機器・計測機器など幅広いIT関連機器を法人向けに提供するグループ会社です。

主力の情報通信事業では、企業が必要とするパソコン・サーバー・ネットワーク機器などをまとめて調達・導入するサービスを展開しています。2025年6月に電話交換機(オフィスの内線電話システム)を得意とする株式会社ナカヨを子会社化し、グループの規模と提供サービスの幅をさらに拡大しました。

業績サマリー(2026年6月期 第3四半期累計・9ヶ月)

項目Q3累計実績前年同期比通期予想進捗率
売上高647億3,300万円+28.0%900億円71.9%
営業利益(本業の儲け)87億1,900万円+17.9%107億円81.5%
経常利益99億1,400万円114億円86.9%
当期純利益(最終利益)96億4,300万円103億円93.6%
1株当たり配当金(予想)125円

注目ポイント①|売上高28%増の背景——ナカヨ子会社化が貢献

売上高が前年同期比28.0%増と大きく伸びた最大の要因は、2025年6月に子会社化した株式会社ナカヨの売上が連結に加わったことです。ナカヨはオフィス向け電話交換機・IP電話システムに強みを持つメーカーで、あいHDグループとの統合によるシナジー(相乗効果)の早期実現が進んでいます。

情報通信セグメントでは、DX(デジタルトランスフォーメーション:企業のデジタル化推進)関連の需要やセキュリティ機器の引き合いが強く、販管費の抑制と原価率の改善にも取り組んでいます。営業利益も17.9%増と増収を利益につなげられています。

注目ポイント②|純利益の進捗率が93.6%——通期上振れも視野に

第3四半期(9ヶ月)時点での通期予想に対する進捗率は、純利益で93.6%に達しています。残り1四半期(Q4、2026年4〜6月)で目標の約6%を積み上げれば通期予想を達成できる計算です。

会社は通期業績予想を変更しておらず、売上高900億円・純利益103億円の目標を維持しています。進捗率の高さから、業績の上振れ(予想より良い結果になること)を期待する声もあります。

通期予想と配当

2026年6月期の通期業績予想(変更なし)と配当は以下のとおりです。

項目通期予想前期実績(2025年6月期)
売上高900億円661億9,700万円
営業利益107億円88億8,900万円
純利益103億円212億8,000万円
1株当たり配当金125円(予想)100円

前期の純利益(212億円)が今期予想(103億円)を大きく上回っているのは、前期に特別利益(資産売却などによる一時的な収入)が含まれていたためとみられます。通常の事業利益ベースでは今期も増益傾向が続いています。

配当は前期の100円から125円へ25円の増配を予定しており、株主還元も充実しています。

まとめ

  • 2026年6月期Q3累計は売上高+28.0%・営業利益+17.9%の大幅増収増益
  • ナカヨ子会社化の売上取り込みと情報通信セグメントの好調が牽引
  • 純利益の通期進捗率は93.6%と高く、上振れも期待される水準
  • 配当は前期比+25円の125円(予想)で増配予定

本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を行うものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA